長良川工房

私たちの工房は、画廊に併設されており、これは大きな特徴といえます。多くの掛け軸を扱ってきた長良川画廊店主は、常に良いもの見極めようとする姿勢でおります。長年の経験により培われた眼で、その作品に調和した表装を的確にご提案いたします。

お手持ちの作品について

本紙の状態をお確かめ下さい

作品は、紙にかかれているか、絹にかかれているか。

めくり（掛け軸になっておらず作品そのまま）か、掛け軸になっているか。

しみ、破れ、虫食いの状態はどうか。

本紙の劣化はどの程度か。

墨汁で書かれた作品は滲むことが多いです。また、水性のペンなど描かれた作品も裏打ちすることはできませんので、お確かめください。

ご希望、用途に合った仕様

表具新調、再表具、古裂使用、修復修理、天地交換、軸先交換、啄木交換など、ご希望をご相談ください。

仏表具、お茶掛け用に使いたいなどの他、何が描かれているのか、その作品が持つ背景（どの時代のものか、どんな作家のものなのかなど）、全体の色彩、雰囲気などを考慮し、仕様を決めます。

寸法

掛ける場所により、長さ、幅など、本紙との兼ね合いで決めます。

しみ抜き

しみが気になる、茶色に焼けているのを明るくしたいという場合、作品の風合い、内容で判断いたしますのでご相談ください。
料金などはこちらをご覧ください。»
古く味わいのあるものであればしみ抜きをするとかえって作品が損なわれます。あまりにも劣化が激しい場合は見合わせます。

ご予算に応じた提案

下記の工賃表でだいたいのご確認をお願いいたします。古裂をご希望の場合は、その旨ご相談ください。

その他

作品の膠や顔料が弱いと墨や色が滲んだり、動いたりします。予め礬水で色止め作業をいたしますが、その時点で滲む場合もございます。その場合にはご相談の上進めてまいります。

工房で使う材料、工程などはこちらのページ » をご参照ください。

工賃表